実は効果なし!?大麻を吸う時に息を長く止めるべきでない理由

ジョイントを吸って息を10秒以上止めてから煙を吐き出す。海外の動画などでそんなシーンを見かけることがあります。

これは、煙の中の大麻成分を可能な限り吸収するために、煙を肺の中に出来るだけ留めるというアイデアから行われています。

論理的に聞こえますし、これが本当なら、貴重な大麻成分をコストを掛けずに多く吸収する方法として適切かも知れません。

しかし、実はこれは誤解であることがわかっていて、効果がなく、むしろ医療用としては健康に悪いことがわかっています。

実は効果はない

1989年に行われたこちらの研究では、息を止める時間の長さが大麻の効果に影響を与えるかが実験されました。

被験者は8人の大麻常用者で、大麻を吸い、0、10、20秒の三つの息を止める時間で、心拍数、ハイの感覚、そして記憶障害の程度という、典型的な大麻の効果がどれほど変わるかが観察されました。

結果は、息を止める時間が大麻の効果に影響を与えるエビデンスはほとんどない、となりました。

多くの海外の大麻情報サイトでは、90%以上の大麻成分はすぐに吸収されるため、息を止めるにしても3秒で十分と言及されています。

健康に悪い理由

大麻を燃焼した煙の中には、大麻成分以外にもタールを含む有害物質が多く含まれています。

息を長く止めることは、それらの有害物質も肺に長く留まることを意味し、より多くのタールが肺に付着してしまうことになります。

ちなみにドライハーブ用ヴェポライザーを使う場合は、煙ではなく水蒸気を吸収するため、煙に含まれる有害物質が少なくより健康的です。

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よりハイな感覚がある理由

でも、息を長く止めた方がハイの感覚を強く感じるという方もいるかも知れません。

しかし、それは息を止めたことと有害物質を多く吸収してしまったことの結果であると考えると納得ができます。

息を長く止め、しかもそれを繰り返すと普通どうなるでしょうか?

脳は酸素不足に陥り、心拍数は増加し、軽度のめまいや立ちくらみに近い状態になります。さらに、有害物質の吸収と煙を肺に長く留めると出やすい咳も、その感覚を助長します。

これはハイによって起こる感覚と似ているため、ハイの効果が強くなったと誤解している場合がよくあります。

Cannaby News

たくさんの人が苦しめられてきた大麻の咳。この記事ではせきの原因と対策についてまとめました。…

まとめ

大麻成分はすぐに肺から吸収されるため、息を長く止めることの利益はありません。

逆に、大麻を燃焼する場合、煙には多くの有害物質が含まれているため、それらをより多く吸収してしまうことになります。

ハイが強まるという感覚も、実は酸素不足や心拍数の上昇、またより多く吸収してしまった有害物質により起こっています。

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