集団があれば文化が生まれ、マナーやエチケットも生まれます。
それは大麻でも同じです。
お酒の場合は集団で摂取することを飲み会と言いますが、大麻の場合はセッションやチル会と言います。
この記事では、海外のセッションのマナーを一般的なものとジョイント・ブラントのものに絞って紹介します。
日本でも合法化した際にはこういったことが出来ると良いですね。
基本的なマナー
グループに貢献する
いつも大麻をもらってばかりいる人は好かれないですよね。
自分が参加者の場合、何らかの貢献を心掛けましょう。
方法はたくさんあります。
例えば、次回は自分がホストになる、自分のネタや巻紙を持ってくる、お菓子や飲み物を持ってくる、いくらかお金を支払うなど、ホストやメンバーが喜ぶことをするのが良いマナーです。
ハイになり過ぎない
自分の許容量を超えてハイになってしまうと、周りの人に迷惑がかかってしまいます。
特に初心者やセッションに慣れてない人は、バッドトリップする可能性もあるので要注意です。
大麻の効果全体を左右するセット&セッティング。今回はそれらを良くする具体的な行動や考え方などを40個以上紹介します。…
決して無理せずに、自分の許容量を超えそうなら、渡されたものを次の人に回しましょう。
また自分がホストである場合は、初心者が摂取し過ぎないように注意しましょう。
左に回す
集団で物を回す場合、時計回りが多いですよね。
セッションでも同じで、摂取が終わったら左に回すのが一般的です。
順番が決まっていない場合、ハイな状態では誰に渡ってないかをしっかりと把握するのが難しいので、回す方向が決まっているのはいいですね。
病気であれば伝える
病気であれば、そもそもセッションに参加すべきではありません。
しかし、何らかの理由でセッションに参加している場合、風邪を引いている・引き始めているなど、自分の状態を正直に伝えるのがマナーです。
ジョイントなどを回している場合は、自分の次の人が嫌な気持ちになるため、工夫が必要になります。
最後にまとめて吸わせてもらう、自分用のパイプを使う、自分の分は自分で用意しておくなどしましょう。
強制しない・プレッシャーを与えない
セッションのグループ内にいても、摂取したくない人や回ってきたものをパスしたい人はいます。
この人たちに摂取を強制したり、プレッシャーをかけるのは良くありません。
アルコールもそうですが、大麻も個人によって許容量が違いますので、相手の意思を尊重することが大事です。
それが大麻のチルな文化ではないでしょうか?
提供物について伝える
自分がネタを提供する場合、それがどんな物なのか、どんな強さでどんな効果が期待できるのかなどを、出来るだけ詳しく伝えましょう。
お酒のように、人によってTHC耐性は違います。
強過ぎるものを説明無しで渡してしまうと、バッドトリップにつながる可能性があります。
写真や動画は許可を取る
人によっては、SNSにプライベートを出されるのに抵抗がある人もいます。
人が映り込んでいるのかいないのかなど、色々な条件がありますが、基本的には写真を撮る前にはホストやメンバーに許可をもらいましょう。
みんなが楽しめる雰囲気を作る

セッション中は出来るだけ楽しい方がいいですよね。
何を話すのかはその場のメンバーや雰囲気次第だと思いますが、ネガティブなトピックを長々と話すのはよくありません。
他人の悪口や悲しい話題、イライラした話などは控えるのが無難です。
また面白くなさそうにしている人がいるのに、政治の話を長くするのも良くないですね。
もう一つ注意点としては、自分がとてもハイな時にそれを話し過ぎないことです。
自慢のようになってしまうと、それほどハイになれてない人はあまり聞きたくないかも知れません。
また、競争のようになると、ハイになり過ぎる人が出てくるかも知れません。
タバコを吸う場合は外へ
大麻とタバコは似ているようで様々な面で異なります。
大麻を吸っているならタバコも問題ないと考えがちですが、そうでない人もいます。
特に大麻を医療用途で摂取している人は、タバコの副流煙を避けたい場合があります。
大麻のセッションでタバコが吸いたくなった場合は、許可を取るか、外に出るようにしましょう。
種と茎を排除しておく
種や茎は混ざっていると弾けることがありますし、変な味がしてしまいます。
自分がネタを提供する時やジョイントなどを作る時は、それらを出来るだけ排除しましょう。
ルールに固執し過ぎない
あまりマナーに固執し過ぎて、他人に厳しくなってしまったり萎縮してしまってもよくありません。
基本的なマナーは把握しつつも、気軽に構えて、相手を尊重し、わからないことや出来ないことは素直に伝え、間違ったら謝りましょう。
ホストである場合
自分がホストの場合、参加者が歓迎されているように感じれるようにしましょう。
食べ物や飲み物を用意して、チルな音楽を掛けましょう。
新しいメンバーが緊張していれば声を掛けてあげたり、独自のルールがあれば教えてあげましょう。
自分が巻いたジョイントでも新入りに最初の一服を提供したり、緊張していれば話を振ってあげるなどの思いやりをしましょう。
ホストである場合、新入りを歓迎するのは場の雰囲気を良くするために非常に重要です。
それだけで全体の雰囲気が良くなります。
ジョイント・ブラントのマナー
パフパフパス
セッションに慣れない人がよくやってしまうのは、火を付けて吸ってそのまま喋り出してしまうミスです。
これが良くないのは、ジョイントの火が消えていないので、燃焼が続いてしまい大麻がもったいないからです。
また、喋っているうちにジョイントのことを忘れてしまい、さらに燃焼が続いてしまうこともあります。
これを防ぐのがパフパフパス(puff puff pass)のルールです。
puffには一吹きするという意味があり、つまり、パフパフパスとは、「2回吸ってパスする」という意味になります。
巻いた人が最初のヒット

これは、ジョイントを作った人が火を付けて最初に吸うことができるというマナーです。
海外では最初の一口はグリーンヒットと呼ばれ、最も良いものとされています。
しかし、参加者にゲストがいる場合はその人に渡すのが良いマナーとされています。
巻くのに自信がないなら巻かない
ジョイントを作るのは、ある意味でアートやスポーツです。
綺麗なものだとテンションが上がりますし、その出来は使う人の体験に影響を与えます。
しかし、ある程度のスキルが必要なので、人によっては苦手な場合もあります。
巻くのに自信がない場合は正直に伝えましょう。
その方が周りに感謝されるはずです。
ツバを付け過ぎない
キラキラのバッズを見るとヨダレが出てしまうかも知れません。
しかし、それは自分の口の中だけに抑え、ジョイントに付くのは最小限にしましょう。
深く口に含んだりして、不必要にツバを付けるのはNGです。
灰を落としてパスする
灰が溜まってる場合は、パスする前に落としましょう。
そうしないと、次の人に落とさせることになってしまいますし、最悪の場合は吸っている最中に灰が落ちてしまいます。
もう吸えないものを渡さない
もう灰しか残っていないものを次に回すのはよくありません。
自分で捨てるか、判断が難しい場合は周りに聞いてみましょう。
また、終わりかけているものを回す場合は、次の人にそれを伝えましょう。
顔に煙をかけない
当たり前ですが、相手の顔に煙をかけるのは失礼な行為です。
サークルが狭い場合は、他の方を向いて煙を吐くなどして気を付けましょう。
まとめ
今回は海外の大麻カルチャーにあるセッションマナーの中で、一般的なものとジョイント・ブラントのものに絞って紹介しました。
結構あって大変かも知れませんが、参加者が気持ちよく過ごすためのものばかりですね。