2021年1月13日に大麻に関する驚愕の報道がNHKにてありました。
厚生労働省が、大麻を使用することに罰則を設けることを検討すると言うのです。

2021年1月18日現在、大麻取締法では、大麻の所持や栽培は違法としていますが、実は使用する行為自体は規制の対象にしていません。
直近6年連続で、大麻所持などで検挙される人の数は過去最多を更新しています。
また、大麻使用の形跡があっても所持してなければ検挙できないケースも多くあるそうです。
これらの理由から、大麻の使用罪を創設することを求める声が上がっているとのことです。
しかし、海外での研究から大麻の有害性は、すでに合法なタバコやアルコールよりも低いことがわかっています。
ドラッグの使用を厳罰化しても減らないどころか公衆衛生が悪くなることもわかっています。
半世紀以上続いたドラッグ厳罰化に効果がなかったからこそ、薬物使用者を罰せず病人と扱うというハームリダクションの動きがあるのです。
何よりも、医療の用途で大麻を必要としている人が数多くいます。
今回の厚生労働省の動きは、世界の潮流に反し、科学や人権を軽視している行動と言えるのではないでしょうか?
これに反対する動きとして、亀石倫子さんなどの弁護士チームが発起人となり、「大麻使用罪」創設に反対する署名運動をしてくれています。
change.orgというサイトで行っていますので、ぜひ「厳罰化は誰も幸せにしない。薬物政策をハームリダクションへ転換を!大麻等の薬物取り締まり強化と『大麻使用罪』創設に反対します!」を査証ください。