実は深い!? 大麻の隠語「420」の意味と起源とは?

もはや大麻カルチャーとは切っても切り離せない「420」。

読者の方もSNSや歌詞などで見たことがあるかも知れません。

しかし、その意味と起源は実はあまり知られていません。

この記事では、広まっているけれど意外と深く知られていない「420(4:20 p.m and/or a.m、4/20)」を解説します。

意味

「420」には多くの意味があります。

それは、大麻自体や大麻を消費すること、その日時、大麻カルチャー自体や大麻を祝ったり感謝する意味で使われています。

例えば大麻自体を意味するときは、「Let’s smoke 420(大麻を吸おう)」のような使われ方になります。

これは、海外の大麻フレンドリーな歌のタイトルや歌詞でよく見られます。

また、大麻カルチャーを意味する時は、「420 friendly(大麻カルチャーに友好的)」のような使われ方をしています。

これはSNSの紹介文やAirBnbの物件紹介などで見ることができます。

日本では、特にツイッターのユーザーIDや名前、紹介文に使うことが多くあります。

他にも、大麻関連の記念日やイベントが4:20や4/20に行われたりと、「420」はもはや大麻業界に欠かせない言葉になっています。

より詳しい使われ方はこちらにまとめてあります。

Cannaby News

大麻カルチャーに欠かせなくなっている「420(4:20 p.m and/or a.m、4/20) 」。それが実際にどのよ…

起源

現在最も広く受け入れられていて、ハイタイムズにも認められている起源は10代の高校生グループにあります。

彼らは、カリフォルニアのサンラファエル高校に通っていたSteve Capper、Dave Reddix、Jeffrey Noel、Lary Schwartz、そしてMark Gravichです。

彼らは学校の外の壁(英語でウォール)で良く遊んでいたことから、自分たちをthe Waldos(以下ワルドーズ)と呼んでいました。

そんな彼らが「420」と言う言葉を生み出したのは、1971年のことです。

メンバーのSteveの友達の兄弟は、アメリカ沿岸警備隊のGary Newmanで、以前大麻を栽培していました。

その繋がりで、Newmanの義兄弟はワルドーズに、もし見つけ出せたら大麻は彼らのものだと言い遺し、Point Reyesのどこかにある宝(大麻)の地図を彼らに譲りました。

こうして始まった宝探しは、学校にある科学者Louis Pasteurの像で待ち合わせをしており、その時間は、キャンパスの前でしていたスポーツ練習の後の4:20 PMでした。

そこで、集合するための暗号を「420 Louis」としていました。

彼らは集まり、ハイになり、大麻探しの旅に出かけていました。

いつからかその暗号は「420」と短くなり、「大麻」という意味でも使われ始め、宝探しを止めた後でもその言葉は残りました。

そしてその暗号は地元の高校生にも使われ始め、どんどん広がっていきました。

the Waldos in 2015

「420」は、アメリカのロックバンドGrateful Deadのコミュニティによりさらに広がりました。

Grateful Deadは、世界中で3500万枚以上のアルバムを売り上げた伝説的な人気のあるバンドで、1994年にはロックの殿堂入りをしています。

このバンドはサンフランシスコからサンラファエルに拠点を移動して、それからワルドーズと親密になっていきます。

ワルドーズの一人の兄は、Grateful Deadのサイドバンド二つを運営しており、ベーシストのPhil Leshとは一緒に大麻を吸う近しい仲でした。

ワルドーズは、彼からコンサートやリハーサル、パーティへのアクセスを得て、Daveにいたっては、夏のツアーの設営スタッフ・器材係となって一緒に各地を回っていたほどでした。

ここから「420」はバンドのコミュニティにも浸透していき、やがて国全体にも広がっていったのです。

1990年12月28日、オークランドでDeadheads(Grateful Deadのファンのグループ)は、とあるショーで、4月20日の4時20分に420(大麻)を吸うことを誘う内容のフライヤーを配りました。

ハイタイムズの編集者であるスティーブン・ヘイガーはこれを受け取り、1991年5月の記事の中で紹介しました。

その記事には、4:20 pmを大麻を消費しても許される時間とし、4/20を大麻の記念日・お祝いの日にする意図が含まれていました。

1998年に、ハイタイムズはワルドーズを「420」の発案者として認めました。

ワルドーズは、彼らの物語を紹介し、起源を証明するためのウェブサイト(420waldos.com)を作り、ビデオや保存していた当時の物をそこに載せました。

他の噂レベルの起源

現在では、ワルドーズの物語が公式の起源として広く受け入れられていますが、それまでにはいくつかの説が存在していました。

それらは、今や噂や神話の類になりましたが、その中でも人気だったものを紹介します。

大麻が保持する成分の数

この説は、THCやCBDなど、大麻が持つ成分の数が420個だという信仰に基づいており、ある程度受け入れられていました。

現在では研究が進み、大麻は500以上の有効成分を持つことがわかっているので、この説が間違っていることがわかっています。

カリフォルニア州の刑法

こちらの説は、カリフォルニアの警察官が大麻使用を犯罪として報告する際に用いた刑法番号が「420」だという噂からきています。

実際は、カリフォルニア刑法でのセクション420は、公的な場所へのアクセス妨害に関するものです。

こちらもある程度受け入れられていた説でしたが、現在では間違っていることがわかっています。

ボブ・ディランの曲

あまり広まってはいませんが、この説は、ボブディランの歌「Rainy Day Women #12 &35」からきています。

12 x 35 をすると420になり、この歌の中で、「Everybody must get stoned.(みんなハイにならないといけない)」という歌詞があることから、この説が生まれました。

まとめ

一見シンプルな数字に見える「420」。

しかし、実は50年も昔に起源を遡るもので、人間味溢れた物語があります。

起源を知った後では、今後同じ数字を見るときでも、見方が変わるのではないでしょうか?

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